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八塔寺の風景

『八塔寺ふるさと村(八つ墓村)』

八つ墓村ロケ地・八塔寺ふるさと村

 備前市の八塔寺ふるさと村は、豊川悦司や稲垣吾郎と言った、比較的最近の金田一耕助においてロケ地として使われるようになってきました。

 豊川悦司さんは1966年、稲垣吾郎さんは2004年に、どちらも八つ墓村において、この場所で撮影を行っています。

 八塔寺ふるさと村は原爆の二次被爆についての映画・黒い雨のロケ地になった際に、電線の地中化工事などが行われました。
 その為、八つ墓村のような昔ながらの風景の作品を撮影するのには絶好の場所だったのではないでしょうか。

八塔寺とは


 八塔寺ふるさと村は、『八塔寺』という寺院を中心に栄えてきた地域です。
 728年に聖武天皇の勅願を受けた道鏡によって創建され、一時は72もの僧坊(僧侶の住む建物)が建ち並ぶなど、『西の高野山』と呼ばれるほど繁栄しました。

 しかし備前、美作、播磨の3つの国境に近い立地のために、戦乱に巻き込まれることが多く、いつしか廃れて、現在では3つのお寺が残っているのみです。

 周辺一帯を岡山県が制定する『ふるさと村』にも指定されており、今でも昔ながらの風景を保っています。
 昭和23年の山中の村という、八つ墓村の設定にはピッタリなのでしょう。

 八つ墓村といえば、『タタリじゃー!』の台詞で知られる濃茶の尼が有名ですが、稲垣吾郎さんの際には、茅葺屋根をバックに元気よく走っていく姿を見ることが出来ます。


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関連リンク


写真:八塔寺ふるさと村
写真提供:岡山県


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