蜂の子
蜂の子
♪ 岡山県ではこう呼ぶ!
・蜂の子
♪ 起源
・食品の保存技術が発達していなかった時代、山間部の貴重な蛋白源だった。
♪ 特記事項
・蜂の子ご飯や煮物など様々な食べ方をされたが、現在では郷土料理としては衰退している。
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岡山と蜂の子料理
蜂の子(蜂の幼虫やサナギ)を食べる習慣は信州地方が知られています。
じつは岡山県にも蜂の子が食べられていた時代があります。
岡山で蜂の子が食べられたのは、津山市以北の山間部を中心とした地域です。
食品を保存する技術が発達していなかった時代です。
なので動物性のたんぱく質を摂取するために食べられていたとも、蜂の巣を駆除する際のイベントごとのような感覚で、珍味として食べられていたとも伝えられています。
ロイヤルゼリーや蜂蜜、花粉などを食べて育っている蜂の子は非常に栄養価が高く、現在ではサプリメントとして摂取し易い形でも販売されているほどです。
食べ方と旬
食べ方は煮物や、炊き込みご飯の具として炒めた蜂の子を入れて食べる『蜂の子飯』、そして焼いた蜂の子に醤油をかけて食べるなどの方法がありました。
食べられる蜂の種類もクロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチなど様々です。
岡山においては一部で生食の習慣もあったそうですが、食品の保存技術が発達し、様々な食品がスーパーなどで購入できるようになると、徐々に蜂の子を食べる習慣も廃れていってしまったそうです。