TOP>コラム>コラム・岡山の事件簿>67.元同僚バラバラ殺人事件
元同僚バラバラ殺人事件
概要
岡山元同僚バラバラ殺人事件等の名称で呼ばれる2011年に岡山市で発生した殺人事件があります。
犯人の男は退職した元職場に社員証を返却しに行き、そこで待ち伏せて派遣社員の女性を倉庫に呼び出し暴行を働き、殺害しました。
そして遺体を車に積んだまま大阪の実家に戻り、逮捕されるまで近くに借りた駐車場で解体して遺棄していました。
岡山では行方不明になった翌日に警察に捜索願が出されます。
そして防犯カメラから容疑者として男が浮上、任意同行の取り調べで犯行を自供しました。
二人は特に親しいわけではありませんでした。
犯人が過去に付き合っていた女性が別の男性と結婚したことで生じた欲求不満を晴らす目的で、会社内で好みだった事が被害者が標的になった理由でした。
裁判、そして
裁判において男の異常な性質が明らかになります。
命乞いをした被害者の声に心が揺らがなかった、目的達成のための殺人の肯定、そし出所後の再度の殺人の可能性について「もちろんです」と返答。
途中(第三回公判)で反省の言葉を口にするも裁判員裁判の裁判員の心に響くものではなかったようです。岡山地裁で裁判員判決で16番目の死刑。
殺害したのが1人の事例では3番目、そして前科なしの初犯での死刑判決は裁判員裁判で初の事例となりました。
検察は自白や初犯であることを酌量すべき事情ではないとしています。
弁護側は控訴しましたが、後に控訴を取り下げ。
2017年に死刑が執行されました。
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写真:イメージ画像