TOPコラム岡山の過去の出来事>39.灰から貴金属

潮干狩り

『灰から貴金属』

天満屋岡山店の火事


 1936年3月に天満屋岡山店で本館などを全焼する大規模な火災が発生しました。
 火災の発生から18日後には営業を再開しています。

 10月には新館のオープンにこぎつけています。
 天満屋のこうした小回りの良さは1945年に岡山市街地が空襲にあった際も発揮され、真っ先に復旧して庶民生活の復興に一躍買いました。

灰から貴金属


 この火災に関連して、灰から貴金属が出てきたという逸話があります。

 天満屋の火災の際に出た灰類は、市内のれんこん畑を埋め立てるのに用いられました。

 畑の持ち主は灰の中にお宝が埋もれている事に気づきました。
 天満屋で扱っていた貴金属等が、灰の中に残されたまま畑に持ち込まれたのです。

 そこで人を雇い、灰を篩いにかけての宝探しが行われました。
 何度かに分けて、相当な量の貴金属が出てきたそうです。

 最終的には一般市民にも開放されました。
 大した金額の物は出てこなかったそうですが、多くの人々が参加したそうです。



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画像:『潮干狩り』





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