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駅名の由来:西大寺駅

西大寺駅


 西大寺駅は1962年に赤穂線伊部駅東岡山駅を延伸した際に設置された、比較的新しい駅です。
 しかし西大寺(旧西大寺市)の中心部に駅を置く計画は、現在の山陽本線を「山陽鉄道」が敷設しようとしている段階から存在していました。
 しかし客を取られることを懸念した港町の人々や、鉄道から出る煙で作物に悪影響が出るのではないかと考えた農家などからの反対が起こり実現しなかったのです。

 ちなみにこの時期に鉄道駅に商機を見出して西大寺から岡山市の市街地へ移ったのが地元百貨店の天満屋です。

 駅名は駅が開業した際の所在地である西大寺市に由来します。
 西大寺の地名は安隆上人が瀬戸内海を航行中に、竜神からサイのツノを授かったという伝説に由来します。
 その角を自らが寺を創建する際に地面に埋めたことから、犀(さい)を戴いた寺という意味で
犀戴寺、転じて西大寺となりました。

西大寺のサイ

 西大寺が地元のキャラクターにサイを採用しているのは、こうした伝聞に由来しています。

関連リンク:山陽鉄道と三好野本店


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写真:西大寺駅
写真提供:Googleマップ

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