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地名の由来:千手

地名の由来


 岡山市東区から、市境を超えた瀬戸内市牛窓町にかけて千手という地名があります。

 この2つの地名はどちらも弘法寺という寺院の所在地である事に由来します。
 弘法寺がかつて千手寺と呼ばれていた事から、寺名が地名となりました。

 後に寺の名前は千手山弘法寺となりましたが、地名はそのままで残されました。
 1955年に岡山市だった千手の東部が当時の牛窓町へ編入しました。
 この時に弘法寺の住所は牛窓町に変わっており、冒頭の千手弘法寺前のバス停も牛窓町側にあります。
 

弘法寺


千手

 由来となった弘法寺ですが、実は現在は法人格は残されているものの実質的な活動は行われていません。
 1967年に落雷から発生した火災により、本堂などの主だった建物が焼失し、そのまま再建されていないのです。

 上の写真の奥に見える建物は火災の難を逃れた建物で、右側に見える草むらの辺りが本堂があった場所です。
 お寺としての活動は弘法寺の塔頭である遍明院と東壽院に引き継がれているそうです。

関連リンク:弘法寺の境内の様子(ブログ)


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関連リンク


写真:上・バス停、下・弘法寺境内
写真撮影:岡山の街角から

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