地名の由来:胸上
地名の由来
玉野市の胸上地区は漁港として栄えている地域です。
地名は神功皇后の伝説に由来します。
神功皇后が新羅へ出兵した三韓征伐の帰りに、胸上へ立ち寄ったという伝説があります。
そして、飯盛山から胸上周辺の海を見渡して胸が晴れるような 良い景色だと褒め称えたと伝えられています。
それが転じて、現在の胸上の地名となったそうです。
神功皇后とは
地名の由来となった神功皇后は、仲哀天皇の正妻です。
朝鮮への出兵などのエピソードで知られます。
実は夫婦共に実在性が低いと考えられている人物ですが、胸上以外にも立ち寄ったと去れる寄島や、航行の途中 のエピソードが地名となった牛窓などもあります。
県外でも神功皇后に関するエピソードは全国各地に多く存在します。
実在の人物であったかどうかは、議論が続けられています。
実在の人物であるとする説、実在はしなかったとする説、実在の別の人物のエピソードが組み合わさって作られた人物であるとする説な どがあります。