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地名の由来:三石
地名の由来
備前市三石の地名は当地にある三石明神社に由来します。
旧山陽道沿いにある神社で、別名は孕石神社とも呼ばれています。
この神社の境内には『海石』、『山石』、『川石』の三つの石があります。これが神社の名前の由来で あり、地名の由来にもなったのだそうです。
地名にはもう一つの由来があり、同じく三石明神社に関連する地名です。
この地には神功皇后が訪れたという伝説があります。
実在しない人物だと考えられていますが、朝鮮半島へ攻めていったという伝説があり、その途中に立ち寄ったとされる場所には数々の伝承が残されています。
三石明神社では休息をとったとされ、その際に懐妊していたので、安産を願って神社にあった『水石』、『火石』、『風石』を持ち帰ったそうです。
その事が三石の地名の由来になったとも伝えられています。
孕石伝説
この時に神功皇后のお腹にいたのは、後の応神天皇です。
神功皇后が訪れて以降、神社では孕石と呼ばれる、石の中に更に白い石の入った珍しい石が見られるようになりました。
これが孕石神社と呼ばれるようになったきっかけであり、この石を頂いて帰ると子宝に恵まれ、無事に出産できると、お礼の意味を込めて石を返しにいくという習慣が、現在に至るまで続いているのだそうです。
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