地名の由来
岡山市北区吉備津は吉備津神社の所在地周辺の地名です。
吉備津は吉備国の津の意味であると考えられています。
津は船着場の意味があります。
ただし現在の吉備津周辺が「吉備津」の地名になったのは、吉備津神社がある事に由来します。
これは駅も同様で、開業当時は真金町という自治体でした。
高松町と合併する際に吉備津に改称しました。
広島県にもある吉備津神社
ところで吉備津神社が広島にもあるのはご存知でしょうか?
福山市にある備後国の一宮です。
歴史をたどると、最初は岡山市の吉備津神社がありました。
現在の吉備津神社は備中国の一宮ですが、当初は吉備国の一宮でした。
吉備国が3つに分割される際、新たに誕生する備前、備中、備後にそれぞれ吉備津神社を分霊することになりました。
備前国には吉備津彦神社、備中国は元々の吉備津神社が、そして現在は広島県の備後にも吉備津神社が分霊されているのです。