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鹿忍神社

地名の由来:牛窓町鹿忍

地名の由来


 牛窓町鹿忍は岡山市と隣接する地区で、牛窓地域では最も西に位置します。
 読み方は「カシノ」です。牛窓町が邑久町、長船町と合併して瀬戸内市を発足させた際に旧町名である牛窓町を冠して牛窓町鹿忍に改称しました。

 地名は同地区内に鎮座する鹿忍神社の伝説に由来します。
 弘安の役(元寇)の際に鹿忍神社の祭神の一柱である山田彦命が春日大社の神使である鹿に乗って、夜の浜に降臨しました。
 そして蒙古軍を撃退したと言われています。

 この降臨の際の鹿に乗って忍んできた様子から鹿忍の地名が生まれたと言われています。また神社が鎮座する山は同様の由来から鹿歩山と名付けられています。

鹿忍グリーンファーム


 鹿忍の地名を一躍有名にしたのは、水没ペンション村の異名で知られる旧鹿忍グリーンファームでしょう。
 バンガローにテニスコートやゴルフ場などを備えたレジャー施設でした。営業時は好景気の影響を受けて全国各地に生まれた多くの施設の一つでしたが、その名が広く知られるようになったのは閉業後の事です。
 元々が塩田跡で定期的な排水が必要な場所に位置していましたが、その排水が行われないようになり、撤去されずに残されていたバンガローなどが雨水に水没してしまいました。
 その退廃的な風景からついたのが水没ペンション村の呼称です。

水没ペンション村

 ネットで紹介されると瞬く間に県内外から多くの見学客が訪れる珍スポットになりました。そしてナビで検索する為に鹿忍の地名も有名になっていったのでした…。

関連リンク
鹿忍神社 ・水没ペンション村




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写真:鹿忍神社、水没ペンション村
写真撮影:岡山の街角から

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