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地名の由来:玉島陶
地名の由来
倉敷市の玉島地区の『陶』。
読み方は【スエ】です。
陶には渡来人が住んでいたと言われています。
その渡来人が伝えたとされる陶器を作る技術により、須恵器な どの陶器の製造が盛んな地域として発展しました。
昔は陶器をスエキと読んでおり、スエという地名はこの事に由来します。
倉敷市指定の史跡に【寒田瓦窯址】があります が、これは7世紀頃に使用されていた、陶器を作るための窯です。
陶周辺にはこのような窯の跡が多く残されています。
寒田瓦窯址はその中でも特に綺麗な状態で残されており、陶器の製造が盛んだった頃の様子を今に伝える重要な遺跡として保管されてい ます。
穂井田地区
陶周辺を穂井田地区と呼びます。
小学校や郵便局などに見られる地名です。
これは旧・穂井田村だった事に由来します。
1956年に行われた合併で当時の玉島市へ編入した村の名称です。
ただし、この際に穂井田村全体が玉島市になったわけではなく、一部は真備町へ編入する事を選びました。
倉敷市に玉島服部と真備町服部という同じ地名が隣接して存在するのは、穂井田村にあった服部地区が南 北で別々に編入した為です。