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地名の由来:玉島
玉島の地名の由来
玉島の地名は神功皇后の伝説に由来します。
仲哀天皇の皇后で、天皇の崩御後は自ら各地へ出向いており、三韓征伐を成し遂げるなどの武勇伝が各地に残されています。
神功皇后は島だった玉島を訪れた際に、この地で光る玉を拾っ たそうです。
その出来事を喜んだ神功皇后は、この地を玉島と名づけました。
また、現在のように陸続きになる以前は島が点在していたの で、その様子を例えた表現を由来とする説も知られています。
お玉と玉島
玉島の地名の由来にはもう一つ、お玉という女性にまつわる伝説があります。
阿賀崎の干拓を行う際に最後の水門の基礎がどうしてもうまく行かず、水に流されてしまいました。
そこで人柱を立てればいいのではないかという話しが浮上してきました。
お玉はそれに自ら志願し、人柱となったのです。
そして工事は無事に終了。
人柱になったお玉の名前から玉島の地名が生まれたと する説です。
そして後にお玉を祀った神社は、お玉が水の神である竜神と結ばれるという覚悟でお歯黒(既婚女性が葉を黒く染めること)していたこ とから、羽黒(はぐろ)神社となったと伝えられ ています。
倉敷市・児島市との合併
1967年に当時の玉島市は倉敷市、児島市と合併しました。
この合併には水島地区が関係していると言われています。
埋め立てによって誕生した水島臨海工業地帯の境界が曖昧な為、争いになる事を避ける為に一つの市になりました。