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地名の由来:影
地名の由来
『影』という一文字の地名が総社市にありま す。
最初に見た時にかなりインパクトの強い地名でしたので、由来を調べてみました。
この地名は地形に由来するものです。
総社市影は高滝山という山の北側の麓に位置し ています。
影という言葉には、山の北側という意味があり ます。
つまり影の地名は立地から生じたものなのです。
山の北が陰で、南が陽
山の北側が陰(影)で、対する南側は陽です。
このルールに則った地名の代表的なものが、山陰地方と山陽地方です。
中国地方は南北で山陽地方、山陰地方という二つの地方に分けられます。
この場合の陽と陰は中国山地のどちらに位置するかによって分けられています。
前述の通り山の北側に有るのが『陰』で、南にあるのが『陽』です。
なので中国山地の北側に位置する地域が山陰地方、南側が山陽地方なのです。
総社市影という地名も高滝山の北側の麓にある事 から、陰という字が転じて、『影』となったものだと伝えられています。
関連リンク:『山陽地方の地名の由来』