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地名の由来:臥牛山(備中松山城のある山)
地名の由来
高梁市にある備中松山城は現存天守(築城当時 のままの天守閣であることで、後世に復元されたものと区別した呼び方です)を持つ数少ない城です。
現存天守を持つ中では最も高い場所にある山城です。
その備中松山城があるの山が臥牛山です。
この地名は山容が牛が臥せているように見える事 に由来します。
臥牛山は四つの峰の総称で、大松山、天神の丸、小松山、前山に分けられます。
備中松山城の天守閣があるのは小松山ですが、それ以外の場所にも遺構がある事が確認されています。
これはかつては臥牛山全体がお城の設備として利用されていた名残です。
しかし時代が平和になっていくにつれて、天守閣周辺のみ使われるようになっていったのです。
猿の生息地
臥牛山周辺で有名なのは備中松山城だけではありません。
周辺には野生のサルが住み着いており『臥牛山のサル生息地』として天然記念物に指定されています。
積極的に餌付けを行い『臥牛山自然動物園』と して一般公開していたこともあります。(現在は閉鎖、関連リンク:臥牛山自 然動物公園)
時候の良い季節に備中松山城へ行くと、その姿を確認することが出来ます。
人間が食べ物や、食べ物が入っていそうに見える袋などを持っているのを見ると、襲い掛かってくる事があるそうです。
城を訪れる際はなるべく手ぶらで行くようにしましょう。