5月12日-民生委員・児童委員の日 民生委員は岡山県発祥の制度です

5月12日-民生委員・児童委員の日  民生委員は岡山県発祥の制度です
5月12日-今日は何の日?

今日は民生委員・児童委員の日です。
この制度の元になった済世顧問制度が発足したのがこの日なので指定されています。

民生委員は地域住民の相談相手として、厚生労働大臣から委託される非常勤の地方公務員です。
ただし身分こそ地方公務員ですが、基本的には奉仕活動とされ報酬はありません。
厳密には全くお金が生じないわけではなく、交通費、通信費などの活動費が交付されています。

民生委員は同時に妊娠、子育ての不安の相談役である児童委員も兼ねます。
その為、5月12日は民生委員・児童委員の日とされています。

岡山は民生委員発祥の地

この民生委員の起源となった済世顧問制度は岡山県が1917年に制定した制度です。

当時の県知事・笠井信一がドイツで行われていた救貧委員制度のエルバーフェルト・システムを取り入れて制定しました。
市町村の有力者が救世顧問となり、相談に乗ったり、仕事を斡旋するなどしており、現在の民生委員に近い活動を行っていました。

制度の原型としてはエルバーフェルト・システムの他に、馬屋上村(現・岡山市北区)で、独自に私費を投じて救貧の活動を行っていた藤井静一という人物の活動も知られています。
彼は制度が出来る前の1917年4月に、最初の救世顧問として委託を受けました。




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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