5月10日-愛鳥週間の初日 岡山の県の鳥だったホトトギス(解任)

5月10日-愛鳥週間の初日 岡山の県の鳥だったホトトギス(解任)
5月10日-今日は何の日?

今日は愛鳥週間の初日です。今日から5月16日までの一週間が愛鳥週間です。
この日の間に環境省と日本鳥類保護連盟が主催する全国野鳥保護のつどいが開催されます。
他にも全国各地で様々なイベントを通して、鳥について学ぶ機会が多くある一週間になっています。

当初は単日の愛鳥の日でした。
1947年の制定当時は4月10日でしたが一部の地域ではまだ雪が残っている時期なので、現在の5月10日に変更されました。
現在のように一週間になったのは意外と初期の事で、1950年に運動をより広める目的で一週間に拡大されました。

岡山の県の鳥だったホトトギス

岡山県の県の鳥と言えばキジですが、実は過去にホトトギスだった時代があります。

1964年に制定され、30年近く県の鳥として親しまれてきました。
しかし解任が決まり、1994年に県民投票が行われて新たに選ばれたのがキジです。

ホトトギスから変更になった理由は二つあるようです。

まず一つ目はCI(コーポレートアイデンティティ)を打ち出していく為です。
当時、一般企業でも取り組まれていくようになっていたCIを県としても打ち出す事にしたのです。
人にホトトギスについて聞いた時に、岡山を思い浮かべる人は少ないと思います。
鳥の名前を聞いた時に岡山を連想させるような鳥…、という事で桃太郎のお供だったキジが選ばれたのです。

そして次はホトトギスの托卵の習慣です。
ホトトギスは他の鳥の巣に自分の卵を産んで子育てをさせる托卵という習慣を持っています。
更に托卵の際には元々あった卵を押しよけてしまいます。
こうした行動が県の鳥としては相応しくないのではないかと考えられたのだそうです。

ホトトギスにとっては勝手に選んで、勝手に解任して…いい迷惑だったかもしれませんね。

関連URL:岡山・県の鳥の解任劇(岡山の街角から)




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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