5月26日-血税一揆 美作でも発生した徴兵令に反対する一揆
5月26日-今日は何の日?
今日は1873年に美作地方で血税一揆が発生した日です。
血税一揆は明治政府が徴兵令を出した事に反発して発生した一揆です。
ここでいう血税とは徴兵の事を指しています。
明治維新直後の政府は国としての軍を有していませんでした。
1871年には薩摩・長州・土佐の軍を中心とする親兵が編成されていましたが、1873年の徴兵令により本格的な徴兵が始まりました。
美作の血税一揆
各地で行った血税一揆の中でも美作のものは大規模なものでした。
当時の北条県で発生しており、徴兵などの民衆へ負担を強いる施策の撤回を求めていました。
特に徴兵に関しては徴兵を血税と表現した文章があった事から、文字通りに生き血を取られると勘違いした人もいたそうです。
強訴の首謀者たちはそれを利用し、白衣を着た人が生き血を絞りに来るという噂を流して一揆を引き起こす事に成功しました。
役人の家、学校施設などが襲撃に遭い、多くの人々が殺傷されました。
一揆が県庁所在地である津山に及ぶ前に救援の軍隊が訪れ、一揆は鎮圧されました。
15名が死罪となり、罰金刑を受けた者はなんと26,203名にも及びました。
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