4月24日-植物学の日 岡山の植物学者と言えば大賀ハスの大賀一郎

4月24日-植物学の日 岡山の植物学者と言えば大賀ハスの大賀一郎
4月24日-今日は何の日?

今日は植物分類学者・牧野富太郎の誕生日に由来する植物学の日です。
(※ただし牧野富太郎の誕生日は旧暦であり、グレゴリオ暦では5月22日)

牧野富太郎は「日本の植物学の父」と呼ばれる植物分類学の権威で、多数の新種を発見しています。
また新種や新変種の命名も行っています。

発見した新種は600以上、命名は2500種とも言われています。

昭和天皇の発言として知られる「雑草という名の植物は無い」は、牧野富太郎の発言です。
多くの植物の命名をしてきた方だけに、とても重みのある言葉ですね。

 

岡山で植物学者と言えば?

岡山県で植物学者と言えば大賀一郎が有名です。
現在の岡山市北区庭瀬で生まれました。

東京大学在学中に蓮の研究を始めました。
仕事で訪れた満州で見つけた500年前のハスの実を日本に持ち帰り、発芽・開花させる事に成功し、植物学者としての地位を確立しました。

更に千葉市剣見川草炭地で見つかった2~3,000年は昔のものとされる丸木舟から、2000年以上昔の蓮の実を発見。
見事に発芽させて復活させることに成功しました。

その蓮は大賀ハスと名付けられ、様々な場所へ根分けされました。
大賀一郎の故郷である岡山後楽園にも贈与されましたが、その際は大賀一郎自身が植えています。

写真提供:岡山県

岡山後楽園で実施されている観蓮節は、この大賀ハスが贈られた事から始まった行事です。

関連URL:大賀一郎ゆかりの地(岡山の街角から)




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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