TOPコラムコラム・岡山の事件簿>19.渋川に埋められた潜航艇

大原美術館

『渋川に埋められた潜航艇』

渋川に埋められていたアレ

 岡山県下最大の海水浴場、渋川。
 戦時中、渋川の海岸周辺の砂浜の中にあるモノが埋められていました。

 それは潜航艇です。
 別にイタズラや破棄の目的で埋められたわけではなく、きちんとした目的があって軍部が砂浜に埋めました。

 そこには当時の日本軍の戦況の読みが隠されていました。

埋めた理由

 渋川に潜航艇を埋めたのは、本土決戦に備えての事でした。
 1945年、連合国軍が沖縄に上陸した沖縄戦が繰り広げられていました。

 日本軍はもしも沖縄が落とされれば次は四国、そして中国地方が攻め込まれると予想しました。

 その時に備えて、潜航艇を先に渋川に埋めて隠しておいたのです。
 結局、四国や中国地方が攻め込まれることなく終戦となりましたが、当時の軍部はそこまで戦い抜く覚悟があったと言うことを今に伝えるエピソードです。

  潜航艇のその後

 必要なくなった潜航艇がその後、どうなったのでしょう?
 もしや、今でも渋川を掘ったら潜航艇が出てくるのでは…!?と思いきや、終戦後にきちんと回収されたそうです。

 穏やかな浜辺の風景からは想像もつかないようなエピソードでした。
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画像:現在の渋川海水浴場
写真提供:岡山の街角から


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