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黄門山瑞雲寺 

小早川秀秋公菩提寺・瑞雲寺

詳細

宗派:日蓮宗
所在地:
岡山市北区番町2-6-22
開基:1338年
駐車場:無し


瑞雲寺とは


 岡山市北区番町の住宅地の中に立派な山門を持った寺院が見えてきます。
 これが関ヶ原合戦の後に岡山城主になった小早川秀秋の菩提寺、そして墓所である瑞雲寺です。

瑞雲寺の山門

 現地の案内板によれば、この寺の創建は1338年とされています。ただし2019年に解体された土蔵造りの客殿と庫裏については、鎌倉時代に建てられた可能性が推測されています。1338年以前にも何らかの歴史があったのかもしれません。

 創建当時の名称は「満願山成就寺」でしたが、小早川秀秋が葬られた際に改名されました。この改名は秀秋の法号である「瑞雲院殿前黄門秀厳日詮大居士」に由来します。(※法号は日蓮宗における戒名)

 本堂は江戸時代中期に建てられたもので、岡山市の中心部に残る数少ない歴史的建造物の一つです。岡山市の中心市街地では岡山大空襲と呼ばれる大規模な空襲があり、多くの貴重な建物が失われましたが、番町周辺は被害を免れ、この寺もその歴史を現在に伝えています。

小早川秀秋の墓


 前述の通り瑞雲寺は小早川秀秋が早世した際に、その菩提寺と墓所になりました。

小早川秀秋の墓

 山門の前にそれを示す石柱がありますが、実は境内を探し回ってもお墓は見つかりません。秀秋の墓は本堂の中に納められています。
 こちらは残念ながら非公開ですので、本堂に向かって手を合わせましょう。

 本堂の中には秀秋の墓、位牌、木造の他に肥後から勧請された加藤清正公も祀られています。岡山と清正の関係と言えば備中高松城の戦いなどの戦関係が思い浮かびますが、そういう由来で祀られているわけではないようです。
 生前、両者は親しくしていたそうで、その関係で祀られたのだとか。生前には世間の風評などに心を痛めていたと言われます。祀られた後は旧友と心静かな時間を過ごしているのでしょう。

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関連リンク


写真:本堂、山門、墓を示す石柱
写真撮影:岡山の街角から

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