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お花の宮

お花宮・善神社

詳細

主祭神お花
所在地:津山市宮脇町5(徳守神社の境内)
駐車場:無し
参拝は24時間可
関連リンク:徳守神社(境内にある神社)

お花宮


 津山市の徳守神社の境内の片隅にお花宮の愛称で知られる善神社があります。

 この神社に祀られているのは江戸時代に実在した女性、お花です。
 彼女は森家が藩主だった時代、家老の原 十兵衛の家で侍女として働いていました。
 とても綺麗な女性で、主人の十兵衛からも寵愛されました。

 しかし子供の世話を見ている時に、ふとした過ちからその子が縁から落ちて死んでしまうという事故が起こりました。
 この事に怒った十兵衛の夫人は、仇としてお花を惨殺したのです。
 
 しかしこの事件はこれだけでは終わりませんでした。
 お花の死後、原家では様々な怪奇現象が起こるようになりました。
 これはお花の祟りに違いないと考え、原家は屋敷の敷地内にお花善神社として、慰霊の為の祠を建てて祀りました。
 これがお花宮こと、善神社の起源です。

 現在では逆境にある女性を守ってくれる神として信心されています。

お花宮のその後


 その後、森家は5代目藩主・森 衆利が幕府の批判をした為に1697年で改易となり、家老である原家も屋敷を去ることになりました。

 しかしお花を可哀想に思う地元の人々によりお花宮は厚い信仰を集め続けました。
 1865年には西寺町の大円寺で祀られるようになりました。

大円寺

 しかし明治時代に実施された神仏分離により、神社であるお花宮は徳守神社へ移されました。

 そして現在に至っています。

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関連リンク


写真:お花宮、大円寺
写真撮影:岡山の街角から

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