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砦の佇まい、松連寺
詳細
名称:松連寺
宗派:真言宗
所在地:高梁市上谷町4102
駐車場:有り(薬師院と共用)
松連寺の歴史
高梁市の松連寺は、812年に開基された歴史のある寺院です。
1575年の備中兵乱の際に、毛利軍に攻められた三村元親が自害した寺院です。
ただし現在の寺院は1657年に市内の別の場所(奥万田)から移築されたものです。
備中松山藩の領主の祈願所としても用いられていました。
観音堂には字書多秀家の御座船の格天井と船戸があり、共に岡山県の重要文化財に指定されています。
砦の顔も…?
松連寺の大きな特徴として、立派な石垣を持つことが挙げられます。
まるで城郭のような立派な意思が気ですが、これには理由があります。
備中松山藩は戦が起こった場合、松連寺を砦として用いるつもりで松連寺を整備したと考えられているのです。
現在の寺が整備された頃、徳川幕府は武家諸法度の中で『新規ノ城郭構営ハ堅クコレヲ禁止ス。』として、新たな城の建造を禁止していました。
そこで松連寺を移転、新築するという建前で有事に備えた施設を建造したのです。