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美作国一宮・中山神社
詳細
主祭神:鏡作紙
別名、愛称:一宮さん
旧社格:国幣中社
※美作国の一宮
所在地:津山市一宮695
駐車場:有り
参拝は24時間可
中山神社|美作国一宮としての歴史と特徴
中山神社は、岡山県美作市にある美作国の一宮です。
一宮とはある地域において最も社格が高いとされる神社のことを指し、かつての令制国ごとに一社ずつ選ばれていました。選ばれる神社は地域の守護神として特に信仰が厚く、歴史的にも重要な神社ばかりです。
中山神社の創建は707年とされており、美作国が備前国から分立した713年に、美作国の一宮に選ばれました。
しかし戦国時代に尼子氏の侵攻によって元の社殿は焼失。その後、尼子氏自身によって再建されました。現在の社殿はその際に築かれたもので、日本でも珍しい「中山造(なかやまづくり)」と呼ばれる独特な建築様式が特徴です。
- ・美作国一宮としての格式
- ・707年創建の歴史ある神社
- ・戦国時代に再建された「中山造」の社殿
中山神社は、美作地域の歴史や文化を深く感じられる貴重な神社です。パワースポットとしても人気があり、歴史や建築に興味がある方には必見の場所です。
中山神社の見どころ|独特な社殿と特徴的なスポットを紹介
中山神社は歴史の深い神社であり、独特な建築様式を持つことで知られています。 境内をじっくりと巡ると、ほかの神社では見られない興味深いポイントがいくつもあります。ここでは、中山神社ならではの特徴的なスポットを2つご紹介します。
1. 全国的にも珍しい「中山鳥居」
中山神社の鳥居は「中山鳥居」と呼ばれる独特な形状をしています。一般的な明神鳥居の形式を持ちながら、貫(横棒の二番目の部分)が柱から突き出ていないという珍しい造りになっています。
この特徴的なデザインは全国的にも例が少なく、中山神社を訪れた際にはぜひ注目したいポイントです。
2. 牛馬の安産守護として信仰される「猿神社」
中山神社の本殿裏の斜面を登っていくと、「猿神社」と呼ばれる小さな社があります。
この社には『今昔物語』に登場する猿を祀っているとも伝えられ、牛馬の安産守護にご利益があるとされています。そのため境内には赤い布で作られた小さな猿の人形が多く奉納されており、訪れる人々の信仰の深さを感じることができます
まとめ|中山神社の見どころを巡ろう
中山神社は、その歴史の深さと独特な建築様式が魅力の神社です。特に、「中山鳥居」や「猿神社」といった特徴的なスポットは、訪れた際にぜひチェックしたいポイントです。
美作国一宮としての格式を持ち、パワースポットとしても人気の中山神社。歴史や建築に興味がある方にとって、見逃せない神社のひとつです。
ご利益
鍛金・冶工・牛馬守護に良いとされています。
美作国はかつて、製鉄が盛んに行われていたので、ご利益もそれに類したものが見られます。
ユニークな狛猿
中山神社のお勧めをもう一つ。狛犬なのですが…。


なんとも可愛らしいユニークな狛犬ですね。
…と、思いきや、どうやらこれは猿なのだとか。