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最上稲荷高松城支院 高松山・妙玄寺
詳細
宗派:日蓮宗
別名・愛称:水攻寺
所在地:岡山市北区高松691
開基:1600年
駐車場:有り
妙玄寺とは
備中高松城のすぐ近くに妙玄寺という日蓮宗の寺院があります。
1600年に高松城の城主となった花房職秀が花房家の菩提寺として建立しました。
職秀は日蓮宗の熱心な信者でした。
領内の寺院を改修させると同時に、豊臣秀吉による中国攻めの際に荒廃した最上稲荷山妙教寺の再興にも着手しました。
この関係から妙玄寺は「最上稲荷高松城支院」と呼ばれています。
清水宗治公自刃の地
妙玄寺は備中高松城の水攻めの際に、城主・清水宗治公が自刃した地に建立されています。
宗治公の切腹については武士の間で評価が高く、切腹が名誉の死とみなされるようになったのも宗治公からだと言われています。
職秀も思うところがあったようで、位牌を作って妙玄寺に祀っています。
本堂の左側にある少し小さな祭壇の二段目中央に祀られているのが宗治公の位牌です。その両側にあるのは水攻めの際の戦没者の位牌です。
1963年には境内に供養塔も作られました。
こうした経緯からか、妙玄寺は水攻寺とも呼ばれるそうです。
絵馬やお守りはそうした経緯に則ったものが用意されています。
ぱっと見は物騒なイラストです。
捨身飼虎とは自らの身を投じて飢えた虎の親子に与えたという、釈迦の前世の一つと伝えられる仏教の伝説です。
自らの命を差し出すことで、城の大勢の配下の命を救った宗治公の功績になぞらえているのでしょう。
マップ
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関連リンク
写真:本堂、宗治公の位牌、供養塔、絵馬
写真撮影:岡山の街角から