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金山寺

金山寺

詳細

宗派:天台宗
所在地:
岡山市北区金山寺481
駐車場:なし


金山寺とは


 岡山市の金山寺は749年に創建されたと伝えられる天台宗の寺院です。
 平安時代から室町時代にかけての寺院の資料である金山寺文書は国の重要文化財に指定されている貴重な物です。

 寺院を開いたのは報恩大師です。
 孝謙天皇の病を祈祷により治療したことから、許しを得て備前国内に四十八カ寺を創建したと伝えられる僧侶です。

 創建当初の宗派は法相宗ですが、後に宋から帰国した栄西が護摩堂などの整備を行った際に、現在の天台宗に改宗しました。
 後に日蓮宗への信仰が厚い松田氏により、日蓮宗への改宗を迫られましたが、これを拒否しした為に一時は焼き討ちの憂き目にあっています。

 後に松田氏を滅ぼした宇喜多氏の援助により寺院は再興しました。

旧本堂


 金山寺は2012年に火災に遭い、その際に本堂を焼失しています。
 現在は仮のお堂を建てて、本堂の再建へ向けて寄付を募るなどしています。

 下の写真が焼けた旧本堂です。

金山寺

 本堂は松田氏に元々の建物を焼き討ちされた後、1575年に宇喜多家の援助により建てられました。火災に遭うまでは国の重要文化財に指定されていました。(火災後に指定は解除されました)

 時機悪く、普段は護摩堂に保管されていた木造阿弥陀如来坐像(県指定重要文化財)が建物の修理の為に本堂に移されており、こちらも焼失しました。

 後の査察で被害を免れた三重塔に消火器が設置されていない事が発覚、文化財の防災対策について課題を投げかける出来事となりました。

金山寺・三重塔

マップ



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写真:上、下:仮のお堂、三重塔、中:焼失した本堂
写真提供:岡山県(焼失した本堂)
他の写真は岡山の街角からの撮影です。

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