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岩山神社
詳細
通称:岩山大明神(旧称)
所在地:井原市上出部町1198
駐車場:有り
岩山神社とは
井原市の出部公民館と道を挟んだ正面側に豊かな鎮守の森に囲まれた岩山神社が鎮座しています。
住宅地の一角に神秘的な雰囲気のある参道が印象的な神社です。
こちらが参道。
車はこの辺りに駐車出来ます。灯籠の間を通って侵入する必要があるので、車幅のある車に乗っている方は当たらないように気をつけましょう。
長い階段を進むと拝殿に辿り着きます。
昭和8年(1933年)に現在の社殿が建てられました。上の写真の木々はその時の記念樹のようです。
境内にはその際の記念碑が建てられていますが、そこには「社殿再建記念」と刻まれています。詳しい事情は調べられませんでしたが、災害か何かで社殿が消失していたでしょうか。
(岩山神社の本殿)
社殿は決して大きなものではありませんが、拝殿から幣殿、社殿と繋がる権現造りになっており、実際の大きさ以上の迫力があります。
歴史
岩山神社の歴史は6世紀にまで遡ります。
この時期に上出部に皇室直轄地の来履屯倉が置かれ、それに伴って吉備津神社の接写である岩山神社を分霊してきたのが始まります。
当時の名称は岩山大明神です。明治初期に現在の岩山神社に改称されましています。神仏分離によるものでしょう。
鳥居には今も大明神時代の名称が残されています。
その後は特に大きな動きは無かったようですが、2013年に修復工事が行われています。拝殿に見える新しめのサッシなどはその時に交換された物でしょうか。
ところでこの神社の拝殿ではこのような風景が見られます。
これは玉垣と言って氏子らが寄進するものですが、よく見ると名前が全て阪田齋次郎となっており、一人の人物が寄進したものである事が分かります。
阪田はセーラー万年筆の創業者の兄で、井原市出身でした。文具工場を経営しており、そこに弟の久五郎がやってきたのがセーラー万年筆の創業のきっかけになります。
齋次郎は万年筆のペン先の開発に多大な功績がある人物です。
事業が軌道に乗った後で故郷の神社に寄進したのでしょう。玉垣の他に参道の途中にある随神門も贈っています。