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菩提寺
詳細
指定:国指定天然記念物(境内のイチョウ)
宗派:浄土宗
所在地:勝田郡奈義町高円1532
駐車場:有り
天然記念物・大イチョウ
奈義町にある菩提寺には国指定の天然記念物があります。
それが大イチョウです。
樹齢は900年を超えるとされ、高さは約12mにも及びます。
新緑の季節から紅葉の季節まで壮大で美しい景色を見せてくれる為、奈義町でも有数の観光スポットにもなっています。
菩提寺とは
菩提寺は浄土宗の開祖とされる法然の縁の地として知られています。
法然は現在の久米南町に生まれ、幼少期に菩提寺で修行をしました。
イチョウの木には法然とのかかわりが伝えられており、現地の案内板には学業成就を願って挿した杖が芽吹いたと記されています。
まさかそのような奇跡的な出来事が起こったとは思えませんが、樹齢的にも法然とイチョウは年代が重なるのも事実です。
法然とイチョウ
言い伝えによると法然は修行の為に菩提寺に赴いた際に、麓にある阿弥陀堂で一泊しました。
その際に急な坂を上る際の杖として、阿弥陀堂のイチョウの枝を手折りました。
菩提寺の大イチョウはこの時に用いられた枝が芽吹いたものなのです。
近年の調査で、菩提寺と阿弥陀堂のイチョウはDNAが同一の物である事が確認されています。
余談ですが法然の菩提寺への旅には、他にもイチョウのエピソードがあります。
途中で勝央町の香炉寺へ立ち寄り、イチョウの枝を手折ってお弁当を食べる箸に用いた後、それを地に立てました。
このイチョウもやがて芽吹き、現在の河原大イチョウとなったと伝えられています。