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酒津仮停車場(臨時駅)
酒津仮停車場
無くなった理由:廃止
場所:酒津郵便局近くの踏切付近
営業期間:1954年~1963年(臨時駅として)
運営会社:国鉄
酒津仮停留書
かつて伯備線の倉敷駅と清音駅の間に酒津仮停車場という臨時駅がありました。
常設ではなく、酒津公園へ花見へ行く人の為の臨時駅です。
1954年に開業、1962年に廃止になりました。
当時の資料は余り多くありませんが、1958年には大ヒットとなるスバル360が発表され、日本ではモータリゼーションが進んでいました。
その為、広大な駐車場を有する酒津公園へ電車で向かう人の需要が低下したのでしょう。
歴史
酒津仮停車場は1954年からとされていますが、実は前史が存在します。
1934年に4月の花見、そして夏季の水遊びの需要で乗降場が設けられました。
当時から臨時駅への昇格に対する需要はあり、実際に請願書も出されています。
戦中、戦後の混乱もあってか、それがようやく実現したのが1954年だったのです。しかしそれだけ待ち望まれていた臨時駅も、時代の変化に飲まれて僅か8年で消滅してしまいました。