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岡京

ジョン・タイターの岡京

新岡山駅 概要

存在しない理由:ネット上のネタ
計画概要:日本を3つのエリアに再編、大和皇国の首都を岡山(岡京)とした。
建物:無し

ジョン・タイターとは?


 このページではかつてネット上で話題になった日本の新首都「岡京」について紹介しますが、その前にジョン・タイターとは何ぞや?という事に触れておきましょう。

 2000年にインターネット上にタイムトラベラーを自称するジョン・タイターという人物が降臨して話題になった事があります。
 彼は自身が暮らすのは2036年で、その世界では2038年問題への対応が急がれていました。タイターがタイムトラベルをしてきたのもその為で、1975年に移動して問題解決に必要となるコンピューターのIBM5100を入手しました。

 しかし何故か急いで帰る事はせず、自身が生まれた1998年に再移動して、そこから2年間を昔の世界で過ごしていました。
 彼が2000年のネット掲示板に書き込んだのはそういう経緯だったのです。

タイターの日本地図、そして首都・岡京


 ジョン・タイターが書き込みをしたのはアメリカのネット掲示板でした。
 日本でもある程度は話題になっていましたが、今のように広く知られる存在ではありませんでした。それが日本でも大きな注目を集めるようになったのは、2011年の東日本大震災が起こった後の事です。
 ジョン・タイターが描いたとされる2020年の日本地図がネット上に出回りました。その内容は衝撃的な物でした。

 未来人のイラストに対する著作権がどのようになるのか分かりませんが、同じように作り直した地図を紹介します。

岡京

 これが2020年の日本地図とされました。
 日本は大きく3つのエリアに分かれます。東日本大震災の影響が出ていた地域は政府管理区域とされ、一般人が立ち入れないゾーンになっています。
 その区域から西が新たな日本の主要地域と思われる新大和皇国で、東側は北海道を中心とした蝦夷共和国というエリアになっています。

 東日本大震災では原発事故も起きており、その影響で人々が暮らせない場所になったのではないか、そしてに人が住める場所で新たな日本国を再編したのではないかと解釈されました。
 そして特に岡山県民が大きく反応したのが、首都として「岡京」が設置され、その場所や名前から察するにどうやら岡山県が日本の新たな首都になったらしいという事です。
 なので日本の首都移転論争の際に、吉備中央町が手を挙げた時には、ジョン・タイターの予言が的中するのではないか…?!と、ちょっとした話題になりました。

ネタバレ


 最後に少し興ざめな話題を当時して記事を終わりにしようと思います。

 ジョン・タイターが描いたとされる日本地図ですが、その信ぴょう性に関しては疑わしいとされています。
 ジョン・タイターが我々の住む時間で過ごした間に、このような日本地図を残したという記録はありません。東日本大震災後以前のタイターを扱った記事などでも地図の存在は出てきません。
 何よりタイターが投稿した未来の世界の出来事に、東日本大震災自体が出てきません。

 よって何者かが東日本大震災発生後に愉快犯的な意図をもって捏造し、ネット上に公開した物だと考えられています。

 

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関連リンク


写真:新岡山駅が計画されていた周辺(Googleマップ)

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