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平田食事センター

平田食事センター

営業期間
1981~2015年
無くなった理由
廃業
所在地
岡山市南区箕島2818(下り)
岡山市南区箕島2550(上り)

定番だった平食


 かつて岡山に平食(ひらしょく)の愛称で知られた平田食事センターというドライブインがありました。

 昔ながらの大衆食堂の雰囲気を残した店内が人気のスポットでした。
 国道2号沿いに下りと上りに24時間営業の店舗を2つ構え、長距離トラックのドライバー、夜遊びの途中で立ち寄る若者などで賑わいました。

 かつては国道2号でゼロヨンを楽しむ人々が集まるなどしていましたが、21世紀に入ってからはアニメなどのキャラクターをプリントした痛車の聖地としても人気を博しました。
 平食に隣接(南隣)していたゲームセンター楽遊楽座(2016年閉店)からブームが始まり、イベントが開催されるなど県外からの集客にも大きく寄与しました。
 この時期には夜中でもライトアップした自動車が立ち並び、平食の駐車場が常ににぎやかだった事をよく覚えています。

閉店へ


 誰もが平食はレトロな雰囲気のままいつまでも続くものと思っていた筈です。
 しかし2015年6月16日をもって平田食事センターは閉店しました。

 理由の第一としては客足の低下です。
 24時間営業のコンビニ、ファミレス、牛丼チェーンなどが増えており、平食に限らずドライブインの需要自体は低迷していました。
 更に取引先の廃業から安価な食材の入荷が難しくなった事もあり、営業継続を断念したと言われています。
  
 まずは2013年36月20日に国道を挟んだ場所に所在した上り店が閉店。


 2014年には萌文化の発信地として賑わったゲームコーナーが営業を終了します。
 平食は加熱しすぎた痛車ブームの為に、痛車の駐車位置の規制などを行わざるを得ない状況になっていました。
 その影響もあってか、既に当時は痛車などによる賑わいは収束していました。

 そして2015年、前述の通り本店も閉店しました。
 現在、店舗跡にはリサイクル業者が入居していました。(撤退済)
 

藤田の平食

 
 かつて藤田にも平食の名前を冠した場所がありました。
 こちらです。

 この場所は国税庁の法人番号検索で調べると、株式会社平田食事センター(№8260001005667)になっており、どうやら事務所がここに置かれていたようです。

 自販機が設置されているだけですが、かつては平田食事センターの自販機コーナーになっていました。
 何の変哲も無い自販機コーナーですが、平食の名残と言っても良いのかもしれません。



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関連リンク


写真:平田食事センター
写真提供:Googleマップ

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