時が止まった公園、誰かが守る街並み|高梁・成羽小滝
詳細
■ 所在地:高梁市成羽町
■ 人気の無い住宅地
成羽の片隅で見つけた小滝
Googleマップで次に訪れる場所の周辺を検索していると、成羽の端っこの方で小滝という集落を見つけました。
いくつかの家が点在し、集落の中央に公会堂の建物がある…、そんな昔の日本ならあちこちで見られたような風景が残されていました。ここに立ってみたい…、そんな風に感じて、気が付いたらバイクに跨がっていました。

集落の入り口の辺りに児童公園がありました。
言葉は悪いですが、ボロボロの遊具が幾つもあります。しかし、このような状態でも遊具を使えないようにするような措置は見られません。
この後、小滝集落を散策したから分かるのですが、遊具を刷新したり、使用禁止にしたりしていないのは、もう公園がある集落にここで遊ぶ子供がいないからなのでしょう。

これが小滝集落の街並みです。
古き良き日本の田舎といった趣の街並みですが、驚くほど人の気配がありません。
全く住んでいないわけではないのですが、立ち並ぶ家の大半が空き家や、人が住んでいるのかどうか判別がつかないような状態の家です。

ただ不思議な事に、完全に人の管理が離れているような家は少なく、ある程度の管理がなされているのも特徴的です。
完全に離れたわけではなく、例えば林業や農業など小滝周辺に生業があり、生活の場は便利な麓の集落に移しつつも、元の家を仕事の拠点や倉庫として利用し続けている…。そのような感じでしょうか。
人の気配がないのに、人の手が入っている、なんとも不思議な雰囲気が漂います。
言葉は悪いですが、ボロボロの遊具が幾つもあります。しかし、このような状態でも遊具を使えないようにするような措置は見られません。
この後、小滝集落を散策したから分かるのですが、遊具を刷新したり、使用禁止にしたりしていないのは、もう公園がある集落にここで遊ぶ子供がいないからなのでしょう。

これが小滝集落の街並みです。
古き良き日本の田舎といった趣の街並みですが、驚くほど人の気配がありません。
全く住んでいないわけではないのですが、立ち並ぶ家の大半が空き家や、人が住んでいるのかどうか判別がつかないような状態の家です。

ただ不思議な事に、完全に人の管理が離れているような家は少なく、ある程度の管理がなされているのも特徴的です。
完全に離れたわけではなく、例えば林業や農業など小滝周辺に生業があり、生活の場は便利な麓の集落に移しつつも、元の家を仕事の拠点や倉庫として利用し続けている…。そのような感じでしょうか。
人の気配がないのに、人の手が入っている、なんとも不思議な雰囲気が漂います。
公会堂の謎の記号と数字

そしてこれが今回の目的地である小滝公会堂です。
山間の集落の公会堂といった、なんとも言えない雰囲気の漂う建物です。
正直、現在の小滝集落の規模で公会堂で人が集まるような事があるのかは疑問が残りますが、とてもきれいに管理されています。
ちなみにこの建物の裏手当たりのお宅は人が住んでいるようです。
お話を聞けたらと思っていたのですが、他の場所を調べている内に車でお出かけされてしまったようです。

中は綺麗に整えられていますが、建物が微妙に歪んでいるのと、夏だというのにストーブにヤカン…。この辺りは冷えるでしょうから、春頃まで暖房が必要だった可能性はありますが、やはりここにも人がいた気配が感じられれません。
ところでこの公会堂の隣には倉庫のような建物があります。
もしかすると旧公会堂なのかもしれません。

かなり老朽化が進んでおり、屋根が崩れ落ち始めています。
既に備品は移されているようで、中には放置されているような物しか残されておらず、建物の崩壊を静かに待っているように見えます。
この建物の壁面に、ちょっと変わったものがあるのです。

〇と×に数字の羅列…。
最初は野球かな?と思いました。一列目に書いてある数字は9までですし、〇と×がチームなら…と考えたのですが、公会堂の前には野球が出来るような広さはありません。
それに数字が書かれていないとはいえ 9の後のマスがいくらなんでも多すぎます。延長何回までするつもりなんだとツッコミが入りそうです。
公会堂の所にあると考えると、何かの点検の結果とか、もっとまじめなの物だったのかもしれません。きっとこの頃はここに多くの人がいて、多くの営みがあって…。
しかしそれらは完全に途絶えたわけではありません。人の姿は見えなくても、誰かが草を刈り、誰かが壊れた倉庫から荷物を動かしている。
小滝は決して孤独な集落ではないのです。
そんな事を考えていると、小滝に生まれて初めてやってきたばかりの私でさえ、郷愁にかられるような感情に陥っていました。また「帰郷したい」場所が一つ増えました。





