お寺だらけ! 津山の西寺町
詳細
所在地:津山市西寺町
見学時間:お寺ごとによる、日中を推奨
備考:対となる東寺町は城東地区内で、現在も7ヶ寺が残る
お寺だらけ! 津山の西寺町
津山市の城下町の西部に西寺町という地区があります。
この地区は名前の通り、多くの寺を見ることが出来ます。
寺が多いと言っても、「よく見れば寺が多いです」というレベルではありません。
歩いていてちょっと前方を見れば寺、振り返ってみれば寺、なんなら横を見ても寺…本当にお寺だらけの地区です。
道沿いに幾つもの山門が見られるのが特徴的です。
これが現地の地図です。
小さくて見づらいかもしれませんが、地図の大きめの文字が寺の所在地です。
地図で確認できるだけで15ヶ寺もあります。
寺が集まる地区には大きな寺院の周辺に塔頭の寺院が見られるケースがありますが、津山市の西寺町の事情は異なります。
城下町整備の際に寺院を城下町の東西に集めたもので、西寺町はその西側です。
高い土塀などを持つ寺院を城下町の端に集めたのは、城の防備の目的も兼ねていました。
江戸時代は武家諸法度で城の新設が禁じられていました。
そこである程度の防備の機能を有することが出来て、新設を咎められない寺院を砦の代わりにしたのです。
この方法は備中松山藩でも見られ、松蓮寺が砦代わりに置かれたと考えられています。
関連リンク:まるで砦!? 高梁市の松蓮寺
歩いていてちょっと前方を見れば寺、振り返ってみれば寺、なんなら横を見ても寺…本当にお寺だらけの地区です。
道沿いに幾つもの山門が見られるのが特徴的です。
小さくて見づらいかもしれませんが、地図の大きめの文字が寺の所在地です。
地図で確認できるだけで15ヶ寺もあります。
寺が集まる地区には大きな寺院の周辺に塔頭の寺院が見られるケースがありますが、津山市の西寺町の事情は異なります。
城下町整備の際に寺院を城下町の東西に集めたもので、西寺町はその西側です。
高い土塀などを持つ寺院を城下町の端に集めたのは、城の防備の目的も兼ねていました。
江戸時代は武家諸法度で城の新設が禁じられていました。
そこである程度の防備の機能を有することが出来て、新設を咎められない寺院を砦の代わりにしたのです。
この方法は備中松山藩でも見られ、松蓮寺が砦代わりに置かれたと考えられています。
関連リンク:まるで砦!? 高梁市の松蓮寺
東寺町は?
それでは西寺町と対になる東寺町はどこにあるのでしょう?
東寺町は現在の住居表示上では地名として用いられていません。
場所は城東地区です。
現存の寺院の数は西寺町ほどではありませんが、現在でも7ヶ寺があります。
街道沿いに発達した西寺町に対して、東寺町は城東地区の街道から少し坂を上がった丘陵地に形成されています。