行こうかやめようか、思案橋
詳細
所在地:津山市伏見町(本琳寺近く)
由来:かつて周辺に遊郭があった
思案橋
津山市の伏見町に思案橋と言う不思議な名前の橋があります。

川を跨ぐ小さな橋で、幅は車一台が通るだけで精一杯です。
この思案橋という名称には面白い由来が残されています。
名前の由来
橋を渡った先には、かつて遊郭が広がっていました。
当時の男性たちは、橋の上で「今日は遊郭へ行こうか、それともやめようか…」と逡巡していたと言われています。
「思案橋」という名前は、そんな人々の悩みから生まれたものです。
金銭的な不安、恋の成就への期待─さまざまな思案が、この橋の上で交錯していたのでしょう。
遊郭はすでに姿を消していますが、妓館だった面影を残す建物がいくつか現存しており、かつての賑わいを今に伝えています。




