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荒神の楠
詳細
■ 所在地:倉敷市児島田の口5丁目
■ 料金:無料
■ 備考:周辺は由加山への南参道だった
関連URL:田の口港周辺を歩く
荒神の楠
倉敷市児島田の口に荒神の楠というクスノキの巨木があります。
旭荒神社の境内にある大きなクスノキです。
4株が並び立ち、この内の2株は既に合着しています。
高さは15m、枝張りは40mもあり、県内でも有数の規模です。
この写真は下から見上げた荒神の楠で、立派な枝振りなのが判ります。
樹齢は700年ほどと推定され、倉敷市の天然記念物に指定されています。
かつてのランドマーク
荒神の楠がある倉敷市児島田の口5丁目付近は、かつて由加山へ向かう南参道として栄えていました。
現在では廃れてしまいましたが、江戸時代頃は香川県にある金刀比羅宮と由加山の双方をお参りすると、よりご利益があるとする両参りが盛んでした。
田の口から向かう南参道は香川県側から船で来ると、由加山までの距離が最も短い為、多くの参拝者が訪れていたのです。
船で田の口港を目指していると、遠く離れた場所からでも荒神の楠はよく目立ったそうで、船はそこを目標に航行していたそうです。