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玉野市の公園に佇む男性の霊

疑わしい自殺

　今回紹介する話しはかつて玉野市で実際に起こった出来事をきっかけに、噂になった怪談です。
　2022年1月時点でネットで検索しても全くヒットしませんので、完全に噂としては消滅しているようです。

　噂のきっかけとなる出来事が起きたのは1990年代の玉野市宇野地区です。
　公園で一人の男性の遺体が発見されました。
　遺体は周辺で暮らしていたホームレスと判明しましたが、頭からビニール袋をかぶったという不可思議な状態でした。

　警察による捜査は行われたものの、自殺か飲酒をしていたようなので酔っ払ってビニールを頭にかぶってしまって窒息したのだろうと判断されたそうです。
　身寄りのない人だったそうで、実際に警察がどちらで処理をしたのかは不明です。

ベンチに佇む男性の霊

　それからしばらくして、その公園のベンチに佇む男性の霊を目撃したという話が聞かれるようになりました。
　その背格好は亡くなったホームレスの男性に近かったそうです。

　成仏しきれなかったのか、一部では実は男性は殺害されており、それが犯人が捕まらずに終わった為に無念を訴えているのではないかとも囁かれました。

　公園や周辺に徐々に手が加えられていくと、やがてこの噂も聞かれなくなりました。

2022年1月30日

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写真：ベンチに座る男性

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