沙美海岸のお経の石
沙美海岸のお経の石
倉敷市の沙美海岸には、お経が書かれた石が沈んでいるという噂があります。
沙美海岸は日本で最古の海水浴場と言われています。
その長い歴史の中で海難事故でなくなった人の供養のために作られた石で、海岸のどこかの一角に沈められているそうです。
写真を撮るとその犠牲者なのか、海面から白い手が伸びているのが写るとも言われています。
関連リンク:沙美の地名の由来
石が無い!
お経の石はかなり昔から存在する怪談ですが、実際に見たという目撃情報や写真のような物は全く存在しません。
実際に現地に行くと噂のような物はないというのは心霊話にありがちなパターンですが、沙美ではこれについて2つの説があります。
まず1つ目の説。
そもそもそんな石が存在しなかったという説です。
見たことがある人がいないので、そうなのかも知れません。
そして2つ目の説。
お経が消えたという説です。
消えた理由は怨念が消えて成仏したなどの超科学的な原因ではありません。
お経を書いた石を海の中に沈めたので、普通に消えたという説です。
…まぁ、確かに消えそうですね、それは。