倉敷の向山洋館
向山洋館とは
岡山県に古くから知られていた心霊スポットに向山洋館という建物があります。
写真提供:国土地理院
これは建物の様子が確認できる時代の航空写真です。
写真の中央からやや右寄りにある水色の屋根の建物が1980年頃の向山洋館です。
写真の中央からやや右寄りにある水色の屋根の建物が1980年頃の向山洋館です。
宿泊施設として利用されていたとされる大きな建物ですが、廃業後に敷地内で少女の霊や人の顔が浮かんでいるのが目撃されたという噂が流れます。
住宅も無い山の中という寂しげな立地も相まって、昔の岡山の肝試しの定番スポットになりました。
しかしそれも今は昔。
いつしか向山洋館についての噂は聞かれなくなりました。
どうして消えた?
向山洋館は木々が茂りすぎて中に入り込むことは出来なくなりました。
現在の状況としては建物が現存するのかどうかもよく分からないというのが答えのようです。googleマップの航空写真でも敷地は木に覆われて痕跡さえも見えません。
現在は見られるのは冒頭に掲載した門のみです。
門の先に建物が見えるはずですが、それは洋館とは別の建物です。
回り込んでみようにも周辺は企業が保有する土地で、防犯カメラもあるのでさすがに幽霊も恐れぬ猛者でも入っていく事は難しい状況です。
こうして向山洋館の怪談は真相ともども木々に飲まれ、失われてしまったのです。