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疎開宅

小説家・横溝正史

詳細

横溝正史(写真は疎開していた家)
生没年:1902年~1981年
職業:小説家(金田一耕助シリーズなど)
ゆかり:疎開していた家
スポット:疎開宅、小説の舞台真備ふるさと歴史館
※以下は疎開宅、真備ふるさと歴史館共通です。
入館料:無料
定休日:月、木、金、年末年始
営業時間:10:00~16:00

関連リンク倉敷市による紹介ページ

岡山生まれの金田一耕助

 日本の推理小説の古典である『金田一耕助シリーズ』の著者、横溝正史さんの作品にはファンの間で『岡山編』等と呼ばれる作品群があります。

 これは岡山県を舞台にした作品で、昔ながらの風俗や島などでの事件を取り扱ったものが多くあり、どれもミステリアスな雰囲気の作品が揃っています。
 代表的な作品は金田一耕助のデビュー作でもある本陣殺人事件、獄門島、八つ墓村などです。

 なぜ岡山が舞台に選ばれたのでしょう?
 実は名探偵・金田一耕助は岡山で誕生したのです!

岡山と横溝正史

 金田一耕助の作品の舞台に岡山が選ばれたのは、著者が戦時中に倉敷市の真備町岡田地区へ疎開していた事と関係しています。
 金田一耕助が考案されたのも、岡山へ疎開している期間の出来事でした。

 神戸、大阪、東京と都会で暮らしてきた横溝正史さんには岡山で見聞きした古い風習や言い伝えなどはとても興味深いものだったようで、それを小説に活かす事を思いついたそうです。

 そして戦争が終わり、推理小説への検閲が無くなるとすぐに発表したのが金田一耕助シリーズの第一作目である本陣殺人事件です。
 この本人殺人事件の舞台となっているのは、まさに疎開していた真備町周辺でした。
 やがて横溝正史さんは東京へ帰ってしまうのですが、岡山で見聞きした事はそれ以降の作品にも活かされ続けました。

疎開宅

 現在でも横溝正史さんが暮らしていた疎開宅は、ほぼ当時のままに残されており、ファンの為に開放されています。
 周辺では本陣殺人事件などの作品に関連する場所を歩く為のマップを作るなど、金田一耕助による町興しも活発に行われています。

 また疎開宅からすぐ近く、横溝正史さんの散歩コースだった場所にあるという真備ふるさと歴史館も、専門とはされていませんが、中に入るとさながら金田一耕助作品の博物館のように豊富な資料が公開されています。

マップ




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関連リンク


写真:横溝正史・疎開宅
写真撮影:岡山の街角から

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