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明治天皇・御上陸記念碑
詳細
明治天皇
生没年:1852年~1912年
職業:天皇
ゆかり:岡山へご巡幸した際に最初に上陸した地
スポット:記念碑
明治天皇のご巡幸
江戸時代が終わり、明治時代に入ると新政府による新たな体制が出来ました。
それを日本中に知らしめる為に、明治天皇は日本各地を巡幸(各地に出向いていく事)しました。
明治天皇以前の近世の天皇は余り外へ出ていく事はなく、庶民がその姿を見るほとんど機会はありませんでした。
しかし明治天皇は洋装の軍服という出で立ちで人々の前へ出ました。
その姿により徳川幕府による時代の終焉、そして新時代の到来を知らせたのです。
岡山には1885年に訪れた
明治天皇は岡山県にも巡幸されています。
1885年8月の事で、三蟠港から岡山へ上陸しました。
三蟠港は玉野市の宇野港が出来るまでは岡山の主要な港でした。
現在は既に港としての役割は終えていますが、上陸記念碑が建てられています。
明治天皇は歓迎を受けながら旭川沿いに小橋町~西大寺町~表町と進み、岡山後楽園でその日は休みました。
翌日は県の概要について話を聞き、幾つかの学校を視察しました。
県民による剣道、馬術の試合を観戦したり、明治維新の際の戦没者の追悼なども行うなどして県民とも触れ合ったようです。
そしてその次の日が岡山へ滞在する最終日で、東へ進路を取って備前市三石の光明寺で一泊した後に神戸港から発ちました。