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政治家・犬養 毅の地
詳細
犬養 毅(写真は生家)
生没年:1855年~1932年
職業:政治家(第29代総理大臣など)
ゆかり:生誕地(生家)
スポット:生家、記念館
国指定:重要文化財(生家)
・犬養木堂記念館
入館料:無料
定休日:火曜(祝日除く)、土日以外の祝日の翌日、年末年始
関連リンク:犬養木堂記念館公式HP
栄犬養毅と五・一五事件
『話せばわかる』のフレーズで知られるのが、岡山県出身の元内閣総理大臣・犬養 毅です。
上記の言葉は五・一五事件において襲撃を受けた際に口にした言葉です。
五・一五事件は海軍の軍縮を決めた政府に不満を持っていた軍部の人間によって引き起こされた事件です。
1932年の5月15日に、海軍の青年将校が首相官邸の他、銀行や変電局、警視庁などを襲撃しました。
五・一五事件は事件が起きた日付に由来します。
犬養 毅は首相官邸で青年将校の襲撃を受けました。
この時、すぐに暗殺されたわけではありません。
犬養 毅は応接室へ通して話し合いの場を設けようとしてましたが、その最中に射殺されました。
話せばわかる
犬養 毅さんの台詞として有名な、『話せばわかる』。
これは撃たれる前に青年将校と話している際に、話せば判るのだからと宥めていたのが伝わったものと言われています。
他にも銃撃直後にはまだ意識がしっかりしていた犬養 毅さんが、自分を撃った相手を連れてくるように告げた際の台詞が『よく話して聞かせるから』というものだったので、それが転じて伝わったとも言われています。
護憲派で軍縮を支持していた犬養 毅らしい『言論による解決』を貫いた言葉として広く知られるようになったのです。
生家・記念館
出身地である岡山市北区川入には、生家があり、記念館が作られています。
生家は江戸時代に大庄屋という町役人を務めており、非常に立派で多くの人の出入りを想定したつくりの建物です。
隣接する記念館の名称は『犬養木堂記念館』です。
木堂は犬養 毅の号です。
この記念館では生涯の紹介や遺品の展示のほかに、書家としても優れた才能を発揮していた故人の作品を見ることが出来ます。
館内では児童生徒書道展なども催されています。