賽銭箱、魔よけの鈴
まずはこの二つ。
太老神社の賽銭箱が盗難に遭った際に、当時の公式ファンクラブの方々がお金を出し合って奉納をしたという賽銭箱と魔除けの鈴です。
同時期に他の社殿も改修が行われており、正面から見ると比較的、新しい神社のように見えました。
その後も神社の補修の際にはファンからの寄付が行われているそうで、私が訪れた際も補修に際しての寄付を求める文書がありました。
その文書によると、元々氏子さんが少なく、そこからの寄付だけでは補修がままならない事情があるそうです。
神社があるの浅口市金光町ですが、その名の通り金光教の本部がある地域です。
周辺の方は金光教の信者になっておられる方が多いのかもしれませんね。
※一番右側の写真は平成24年に改修が行われた際に作り直されたものです。
参集殿、本殿
左側の建物が参集殿(神社の催しごとなどの際に人が集まる場所)という建物で、拝殿のすぐ隣にあります。
アニメでは渡り廊下で繋がるデザインになっていましたが、実際の太老神社には廊下はありません。
ここで榊を取りに来ていた地元で電気屋を営まれている方と出会ったのですが、その方はアニメの舞台になっている事は知らないと話していました。
その方は骨董品が好きだそうで、太老神社にある古い道具類の事を色々と教えて頂きました。その中の幾つかはこの参集殿で見られるそうなのですが、残念ながら、この日はそういったものを見ることも出来ませんでした。
前ページの賽銭箱の件もそうですが、盗難が多いそうで、貴重品を見えないようにしているのかも知れないと話されていました。
写真の右側は本殿です。
拝殿とは?本殿とは?
ここで拝殿と本殿の違いについてかんたんに触れておきます。
拝殿とは人間が拝む為の場所です。
なので目立つ場所にあるし、建物も大きく作られています。
対する本殿は神様の為の場所であり、多くの神社では拝殿の後ろにあります。
人が立ち入るための場所ではないので、小さめの建物になっています。
名称が同じという事で、天地無用!のファンが訪れる事もあるという『麻佐岐神社』のように磐座などの信仰に基づいて本殿を持たない神社もあります。
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写真撮影:岡山の街角から
上:『拝殿』
中:『賽銭箱』
下:『参集殿、本殿』
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