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少女たちの羅針盤 岡山ロケ地探訪


 4人の高校生が立ち上げた劇団・羅針盤。
 コンテストので上位に入るなど、快進撃を続けていた。

 しかしそれは突然止まってしまう。
 そして4年後の年月が過ぎます。

 「ねぇ殺すってどんな気持だった?
 

まさかのアルカディアリゾートでのロケ


 作品は4年前の羅針盤の活動と、現在が交差しながら進みます。
 現在のシーンでは羅針盤関係者だった女優が、廃墟でサスペンス映画の撮影に挑んでいます。

 この撮影場所は岡山県で最も有名な廃墟の1つ、王子アルカディアリゾートです。

王子アルカディアリゾート

 第三セクターにより玉野市~倉敷市の景勝地である王子が岳を一望できるリゾートホテルとして開発が進められていました。
 しかし途中でバブル経済崩壊と呼ばれる景気の低迷期に入り、工事の為の融資が受けられなくなった為に未完成のままで建物は放置されています。

 撮影の2010年時点では既に競売により民間の手に渡っていますが、それ以降も利用の計画が無いまま放置されています。
 映画内では結局一般人には公開されることがないままに終わったホテルから一望できる瀬戸内海の風景や、建物内部の様子が映されています。
 最初に女優を乗せてホテルを訪れるタクシーは下電タクシーのようです。

 尚、建物内部や映画で登場した正面玄関付近も含めて立ち入り禁止です。
 上の写真は立入禁止エリアが現在よりホテルに近かった2015年の撮影で、現在はこの距離でも近づくことは出来ません。

関連リンク:王子アルカディアリゾートホテル

他の撮影場所について


 王子アルカディアリゾート以外のシーンで岡山県で行われたと思われるシーンは見たりませんでした。

 映画の舞台は広島県福山市で、そちらの風景が多く見られます。
 恐らく福山市周辺で借りることが出来る廃墟として、玉野市の王子アルカディアリゾートがピックアップされたのでしょう。



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