むらすゞめ
岡山とむらすゞめ
岡山県ではこう呼ぶ!・むらすゞめ
こんな時に食べる!
贈答用にも人気
由来
天領だった倉敷のお祭りに由来
楽天でむらすゞめを検索する
倉敷の土産菓子
倉敷にむらすずめというお菓子があります。
お土産として売り出すことを目的に開発された、いわゆる土産菓子です。
なのでむらすずめは見た目の形にも倉敷らしい工夫が施されています。
独特の半円に近い形は笠をモチーフにしています。
天領として米の集積場になっていた倉敷では、豊作を祈って行われる豊年踊りが盛んに行われていました。
むらすずめの形は、その際にかぶっていた笠を再現しています。
では名前はどうして豊年笠ではなく、むらすずめなのでしょう。
これは豊年踊りの様子が、稲に群がるすずめのようだったという情景を表現して群れる雀、むらずゞめになったのです。
特徴
クレープに似た外皮の中に、北海道産の小豆を包み込んだお菓子です。
甘さは控えめで上品な味です。
外皮は和風クレープとも称される、むらすずめ最大の特徴といっても過言ではないものです。
焼いた側が内側になっているので、独特の小さな穴が空いた外観になっています。
これがむらすゞめの独特の触感にもなっています。
開発当時は餅でお菓子を作ることが主流の時代で、小麦粉と卵という現在では定番の手法は、非常に斬新なものだったそうです。