TOPコラム長島、ハンセン病療養所の島を歩く>2.こみょたん

こみょたん

こみょたんとトトロ

こみょたん


 邑久長島大橋を渡ると、一番に目に飛び込んでくるのがこみょたんの看板です。
 長島にある国立ハンセン病療養所、光明園のゆるキャラです。

 2013年に公募で決定されたのがこみょたん。2015年にその時の候補から4つを追加して現在の5人体制が出来上がりました。
 カケハッシー、サクラちゃん、おくにゃんの3キャラクターが橋をモチーフにしており、島における橋の重要性を再認識できます。
 
 ハンセン病の問題については病気の他に、隔離政策や差別など難しい内容が多く含まれます。こうしたキャラクターを活用して低年齢層などに啓蒙していくそうです。

トトロと長島


 こみょたんの看板のすぐ近くにバス停があり、そこにトトロの看板が掲げられています。

長島のトトロ

 なぜトトロ…?
 これについては現地では確認できず、帰宅後にネット検索をしてみると2015年の産経新聞の記事に事情が記されていました。
 その内容を転載します。

宮崎監督は、ハンセン病への理解者としても知られる。平成22年当時の光明園長が「(施設所在地の)長島の形が何となくトトロの体形に見える」ことや平和的イメージなどからジブリ側に使用許可を依頼産経新聞「ハンセン病療養所「邑久光明園」で備前焼のトトロ 小学生らと交流へ」

 この依頼をジブリが非営利で園内での活動に限るという条件で受諾した事から、この看板が設置された経緯があるようです。
 しかしどれだけ見ても私には長島がトトロの形に見えません。どなたかどの辺りがトトロに例えられているのかわかる人がおられたら教えて下さい。

 時節柄、施設の方に近付くのは控えたので実際にどのような運用がなされているのかは不明です。

 

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写真:こみょたんとトトロの看板
写真撮影:岡山の街角から


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