TOPコラム>備中松山城を踏破する7

サルへの注意文。これは城主からじゃない。

高梁のサル

サルにご用心


 ゴールが見えてきて俄然やる気になったところで、新たな立て札がっ!
 城主からのメッセージに心躍らせていると…、違いました。
 これは城主からではなくて、高梁市からの猿に対する注意書きです。

 周辺は国指定の天然記念物である『臥牛山のサル生息地』です。
 さすがに寒い雪の中をうろつく猿は居ないようで、この日の行程で猿を見かける事はありませんでした。
 ちなみに、僕の人生の中で始めて野生の猿を見かけたのは、随分と昔に訪れた臥牛山のお猿さんでした。
(関連リンク:臥牛山自然動物園

 この注意書きには、
『一、石や棒でおどかさないこと
 一、手をさしだしたりからかう行為をしないこと
 一、たべものを与えないこと
 一、持ち物(特に紙袋)は猿の目にふれないようにすること
 一、猿と目をあわさないこと』
 …と書いてあります。

 車で来る方は持ち物を車内に置いて、歩いてくる方も出来る限り荷物を纏めて訪れるようにして、後は無視を決め込めば良いという事でしょうか。
 城内ではお土産物の販売は無いので、そうすれば何かを狙われる心配は無さそうですね。

城主の伝言6

城主ーーー!!
 本物の城主のお言葉はこちらです。
 ワタクシメは猿の注意も城主から欲しかったですっっ!

『よくぞ
 まいられた』

 あぁ…、なんという達成感
 あなたの言葉に勇気付けられて、何とかここまで来ることが出来ました。
 …と、感動もヒトシオなのですが、城主からのメッセージはここで終了です。
 後は松山城跡を見て回る事になります。

 正直、寒いしびしょ濡れだし、帰り道怖いし…で、ここまでで帰ってしまいたいくらいの心境でしたが、それも勿体ない。
 今の私には進むしか選択肢がありません。

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写真撮影:岡山の街角から



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写真撮影:岡山の街角から


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