番外編・アンフィニの看板
車の詳細
メーカー:マツダ
車名:看板
発見時期:2021年
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)
備前の街角に立ち尽くす「アンフィニ」の遺構
かつてマツダが壮大な野望を抱いて展開した販売チャンネル「アンフィニ(ε̃fini)」。 1991年からわずか数年で姿を消したそのブランドの看板が、備前市の一角に今もなお残されていました。
看板に記された車種名を目にすると、当時のマツダが目指した「高級化・多角化」の熱気と、その後に訪れた時代の荒波が鮮やかによみがえります。
1980年代末、バブル経済の絶頂期にマツダは「トヨタや日産に並ぶ規模へ」と舵を切り、販売網を5つのチャンネルへと拡大しました。
・マツダ: 基幹車種
・マツダオート(後のアンフィニ): 高級・スポーティ路線
・オートラマ: フォード車販売
・ユーノス: プレミアム・個性派路線(ロードスターなど)
・オートザム: 軽自動車・小型車・フィアット車
この多チャンネル化により、マツダは短期間に膨大な数の新型車を投入することになります。
看板に刻まれた「MS」たちの系譜
短命に終わったアンフィニですが、備前市にその看板が残されていました。
・アンフィニ MS-9
・アンフィニ MS-6
・アンフィニ RX-7
・ファミリア
・アンフィニ MPV
懐かしい車種の名前がズラッと並びます。
この内のMS-6とMS-9はアンフィニとユーノスの統合を待たずに生産終了。
ファミリアは現在のMAZDA3で、この中では唯一の現役車種です。
そのファミリアはアンフィニ専売車種ではなく、一方で専売車種のMS-8の名前がありません。看板に掲げられる台数の都合ではじかれてしまったのでしょうか。
MS-8はベース車両であるクロノスやその姉妹車種の販売台数の低迷を指す「クロノスの悲劇」に連なる車種で、販売店側で専売車種よりも知名度のあるファミリアを優先したのかも知れません。
写真:アンフィニの看板
真撮影:岡山の街角から

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