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ミニキャブ・ワイド55

3代目ミニキャブ(ワイド55)

  車の詳細

メーカー:三菱
車名:ミニキャブ(バン)
発売期間:1977年~1984年
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)

ミニキャブ・ワイド55と出会ったよ!

 山裾の住宅地を散策していると、どこか見慣れない雰囲気を漂わせる一台の箱型バンが目に留まりました。

 これは三菱自動車工業がかつて製造していた、3代目ミニキャブのバンタイプ(L01系/L02系)です。

・激動の時代:360ccから550ccへの進化

 この車両には、その歴史を物語る「ワイド55」という愛称があります。

 1976年に販売が始まった3代目ミニキャブですが、デビュー当初は471ccという中途半端な排気量のエンジンを搭載していました。これは、当時の軽自動車規格の大きな変遷に対応するための過渡的な措置でした。

 具体的には、1976年1月に軽自動車の排気量の上限が360ccから550ccへ大幅に変更されました。しかし、各自動車メーカーが直ちに新規格対応の550ccエンジンを開発・量産することが難しかったのです。
 そこで三菱では暫定的に「バルカンII」と呼ばれる470ccクラスのエンジンを急遽開発し、市場に投入しました。

 そして1977年、ついに新規格に完全に対応した550ccエンジンが完成し、この新しいエンジンを搭載したミニキャブが、ボディの全幅が拡大されたことも含めて「ミニキャブ・ワイド55」という名前で呼ばれるようになりました。


ワイド55

・軽商用車の歴史的転換点

 このワイド55は、新旧の軽自動車規格の狭間で生まれた、非常に歴史的意義の大きいモデルです。軽トラックや軽バンが次々と新規格へ移行していく中、三菱の商用車の主力として活躍しました。

 今回発見されたこの車両は、日本の軽自動車の歴史、特に排気量と車体サイズの拡大期を今に伝える貴重な生き証人と言えるでしょう。


写真:ミニキャブ・ワイド55
真撮影:岡山の街角から


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