クラウンコンエステート
車の詳細
メーカー:トヨタ
車名:クラウンエステート
発売期間:1999年~2007年
(※詳細については正確な情報とは限りませんので、ご了承下さい)
クラウンエステートと出会ったよ!
うわっ、懐かしい…。
思わず声が出た一台が今回紹介するクラウンエステートの草ヒロです。
11代目クラウンのワゴンタイプです。従来はクラウンのワゴンタイプとして同一車種の扱いでしたが、この代で独立モデルになりました。
…と言っても、ワゴン人気の低迷を受けて、このモデルでいったん終了。16代目クラウンに設定されるまで空白期間となりました。
で、何が懐かしいかと言うと、私は葬儀屋で働いていた事があり、クラウンエステートは霊柩車のベースモデルとして長らくド定番車種だったのです。
なのでよく乗った思い出の車です。霊柩車仕様にすると後ろが重たくなり、決して軽快な走りではありませんでした。しかし回転数が上がっても高い静粛性で車内は非常に静かで、同乗する喪主と普通に会話が出来ました。
販売終了後は霊柩車のベース車両にはこれと言った定番車種は無くなり、プリウスやワゴンの設定があるベンツ、ミニバンタイプでアルファードなどが使われるようになりました。
Wikipediaには寝台車としての需要も高かったように書かれていますが、寝台車はどちらかというとエスティマやノアのようなミニバンが人気でした。
クラウンのように前が長い車は、病院へのお迎えや自宅安置の際の住宅地と言った狭い場所に入るのに不便でミニバンの方が取り回しが良いのです。
…と、思い出トークばかりになってしまいました。
このクラウンエステートは別の記事で紹介しているエルグランドと同じ敷地で長らく草木に覆われて姿が見えなくなっていました。エルグランドの方は綺麗な状態でしたが、置き場所の都合かクラウンは草木が風に揺れるのに擦られて傷だらけでした。
それでも塗装さえやりかえれば今すぐにでも霊柩車に出来そうな普通に使えそうな状態です。
グレードはアスリートです。ロイヤルサルーンはモデル初期に廃止になっているので、見かけるクラウンエステートは大抵がアスリートです。
このモデルは12代目クラウンがデビューしてもモデルチェンジせずに販売が続けられ、古くからのクラウンファンはエステートを見て「やっぱりクラウンは角目だよなぁ」なんて語ったものでした。
写真:トヨタ・クラウンエステート
写真撮影:岡山の街角から

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