『栄源』
解説
1943年、東京から台湾へ向かっていた客船が、アメリカ軍の魚雷攻撃を受けて沈没しました。
この船の乗客の中に、岡山出身の僧・栄源がいました。
彼は台湾で布教活動を行っていた日蓮宗の僧侶です。
この時も日本に一時帰国して用事を済ませて、再び台湾へ戻るところでした。
彼は救命ボートが足りない事を悟ると、ボートに乗る事を辞去しました。
その上で他の乗客の救助に尽力しました。
そして、最期までお経を唱え続けていたそうです。
まるでタイタニックのバンドのようなエピソードだと思いませんか?
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