『松本清張と木村 毅』
解説
作家の松本清張が東京へ出てきた時、まず最初に岡山県出身のある人物を訪ねて行ったそうです。
それが文芸評論家の木村 毅(き)です。
彼は"小説研究十六講"という小説の書き方の指南書を出しています。
これはヒット作となっており、川端康成などにも影響を与えたとされています。
松本清張もこの本を愛読した中の一人だったのです。
なので東京に来るや否や、面識もないの木村の元を訪れました。
その時の松本清張は既に芥川賞を受賞していましたが、木村 毅は急な取材が来たのだと勘違いしていたそうです。
関連リンク